ウンブキ調査チームhttp://blue-earth.blue/survey-team
ウンブキ調査経過http://blue-earth.blue/investigation
鹿児島からフェリーで15時間、徳之島天城町。
ここに「ウンブキ」と呼ばれる陸の中の海があります。
5年ほど前に整備されるまでは林で覆われた崖の下にひっそりと、、、その姿を隠していたのです。
ウンブキは方言で、意味は「海の谷・洞窟」。海の満ち引きで水面の高さが変わることから海と繋がっていることは証明されていましたが、まだ誰もその先に何があるかはわかっていませんでした。
そんな中、数年前に「あそこには何かあるかもしれない」と友人経由で情報を掴み、2018年に天城町より正式に潜水調査の許可を獲得。2018年9月から本格的に、ウンブキの全容解明に向けた調査を開始しました。
そして
2018年10月、ここで日本最大級とみられる水中鍾乳洞を発見しました。昨年から調査を重ね、現在直線距離で700メートルほどの調査が終了し、すでに縄文時代初期の可能性がある土器や、新種の可能性がある生物などが見つかっています。
水中鍾乳洞全体の大きさや距離といった実態はまだ分かりません。しかし、現在調査済みの直線距離で700mも在るという事実は、すでにこれまで日本最大と言われてきた「広部ガマ」を超えています。想像するに、まだまだ奥は深く、先にへ続いていく鍾乳洞だと見られます。
確信しているのは、この調査の継続は日本の歴史を解明する上で重大な発見に繋がるということです。
2019年8月までの調査の動画です
鍾乳洞とは
鍾乳洞は、地殻変動によって地上に隆起した石灰岩が、気の遠くなるような長い年月をかけ、雨水や地下水で浸食を受けて形成された洞窟です。
これが海底に存在するということは、そこがはるか昔、陸上だったという証拠です。
まだ目測にすぎませんが、今回発見したウンブキの水中鍾乳洞はおおよそ7000年前にでき、6000年前までの間に水中に没したのではないかと想定されます。逆算すると、ここで遺跡が見つかった場合、それは6000年前より前の時代の産物だと言える可能性が高いのです。
これからもこの壮大な水中鍾乳洞の調査は続きます。
随時更新していくので時々このページを見に来てください!!